手賀沼の夕陽  






 夕陽の想い出

小さな頃・・・・・大きな真っ赤な夕陽は 限りなく大きく見えた   
まるで空から飛びぬけてくるような気さえしていました
こんなに大きな物が地球上に有る事さえ不思議で・・・・小さな心は震えた

小学校の頃・・・・・・放課後の運動場で遊んでいると 校舎の窓ガラスが
真っ赤に染まって 暁の校舎を神々しくさえ感じ 誇らしく思った

人々は どうして夕陽に恋をするのだろう・・・・・・と気付いた青春の頃
夕陽の限りない魅力を知った
夕陽は すべてを許してくれるような 大きな広い心を持っているような気がした
悩める時も夕陽を見て・・・心が休まるような
つらい時も 夕陽に向かうと・・・・・勇気を与えてくれるような
地上の人々に すべて平等に暖かな光を分け与えて・・・・
きょうも 一つの夕陽が帰ってゆく

       



空が茜色に染まって 一日の中で一番美しい時を
迎えようとしています
手賀沼の優しく波立つ湖面がキラキラと光りだします



時々・・・天に向かって合図するかのように
神秘の空間を、噴水が水しぶきをあげ
いま、始まろうとしている夕景のドラマを讃えます

シルエットになって浮かぶ 手賀沼大橋は
夕焼け色の化粧をしながら
穏やかに一日を・・・ふり返ってるのでしょうか?


水面に遊ぶ マガモの群れが時々
夕陽を見上げてるような気がしました
彼らの背に 美しい夕日が微笑んでいます

まるで…燃えるように 空を焦がして
雲を茜色に染めて 今・・・・・沈もうとしている
暁の宴・・・・・・  声もなく、ただただ見つめて


ふんわりと浮かぶ・・・綿菓子のような丸い雲
自然がプレゼントしてくれた、ひとときの安らぎ・・・
すべての気を託して・・・見上げます


夕陽は きょうも、山の向こうに帰って行きました
静寂の時を残して・・・・・
シルエットに浮かぶ 手賀沼の「河童の噴水」の
夕陽を讃える姿・・・が印象的で・・・・・・。



夕陽が沈んだあと 茜色に染まった空が
一時、落ち着いた夕暮れの明るさを取り戻します
ひとときの明るさの中で マガモたちは寄り添って
何を思ってるのでしょうか?

茜色が遠くかすんで・・・・  薄明かりの中に
きょうの最後の静かな自然色が広がって
一日の賛歌を口ずさんでいるような気がしました
落ち着いた時間です。


静かに夜が一歩ずつ広がってきます
地上から闇が広がり
まだ残り香が光る・・・・・宇宙に近い空間
ドラマの終演は 美しい光と色を瞼の奥に残して
幸せな気持ちにさせてくれました












手賀沼

手賀沼は千葉県我孫子市に有ります   手賀沼の周囲は約38km  風光明媚な所です
水辺には手賀沼遊歩道が整備され人々の憩いの場として春夏秋冬 人々に愛されています
手賀沼のシンボル 手賀沼大橋の近くに「水の館」が有り、内部はプラネタリウムや資料館に
なっていて手賀沼の生態系を知る事が出来ます
美しいシャトーの形をした「水の館」の側に 「河童の噴水」が位置し、
時々・・・吹き上げる「河童の噴水」の真っ白な水しぶきは 人々の憩いの場を飾ります






                         昼間の手賀沼の風景

                
        水の館より 手賀沼大橋を望む                大橋の対岸のポピー畑


            一面に咲く 蓮の花  




        水の館より・・・・・遠く手賀沼が広がる
                                                    広大な風景





         ★リンク  手賀沼周辺地図
 










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2004/3/4 ファイル作成  ■夢花工房■

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